間違いだらけの保活戦略

今だから分かる保活の落とし穴

保育園選びの路線変更(1)人見知りの子がマンモス園に

 保育園選びの条件が変わった

保活を始めた当初と保活の最終段階では、保育園選びの条件が大きく変わりました

そこで今回からは、

・保育園選びの条件の何がどんな風に変わったのか?

・どうして変わったのか?その理由は?

について、具体的にお伝えします。

 

人見知り&場所見知りが強い子

当初、我が家は園児の数が多いマンモス園に入園するつもりはありませんでした。

なぜなら、保活を始めた頃、長男は2歳でかなりの人見知り&場所見知りだったからです。

初めて行く場所では泣き出すか逃げ出し、母親が他の人と話すだけで嫌がるレベルでした。


しかも、母親の私は内弁慶の長男に怒ってしまうことも多く、これはもう、保育園が安心できる場所であるようにアットホームで家庭的な園がいいと思っていました。

さらには、人見知りでもできるだけストレスがないよう、同じ小学校に上がる子の多い小学校の学区内の園がいいと。


成長して変わったこと

…ところが、3歳後半になると、人見知りはほとんとなくなり、友達と楽しく遊べるシーンも徐々に多くなりました
また、元気が有り余っているので、園では家でできない遊びをしたり、外で活発に遊んで欲しいと思うようになりました。

 

そして今現在、長男は小学校の学区とはほど遠いマンモス幼稚園に、1度も登園を渋ることなく楽しく通っています。

どうやら、優しい先生方に見守られ楽しい活動をしているうちに、大勢の中でも彼なりの居場所を見つけたようです

 

子どもは成長します。

我が家は、マンモス園を選択肢から外していたので保育園に落ちた後になってあわてて見学に行きましたが…
人見知りだからマンモス園なんて無理、と早くから選択肢を狭めないことが大切だと感じました。

 

今では、逆に根が人見知りで不器用だからこそ、大勢の中でもまれながら人間関係を学んでくれることを期待しています。

 

「保育園選びの優先順位も教育方針もブレて当たり前」という記事でも、園選びの条件の変化をお伝えしています↓

hokatsu.hatenadiary.com

 次回も、今回に引き続き、保育園選びの条件が変わったポイントやその理由となる背景を詳しくお伝えします。

 


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点数を稼ぐより大切なこと~選択肢を広げよう~

保活は、結局、フルタイムだったり、今現在働いている人が有利です。さらに、兄弟がいれば、高得点を望めます。

 

既に退職している人や兄弟児がいない人、パートタイマーがどんなに頑張って1点や2点の加点を稼いだとしても、現職フルタイム兄弟児ありの人には叶いません。

 

 

もし、あなたが高得点を望めないなら。


また、透明なようで不透明な、点数制に頼らずに保活をするなら。

 

 

できることは、ずばり…
選択肢を広げることです!

 

どのくらい選択肢を広げるかというと、10園と言わず20園くらい検討してもいいでしょう。

 

家から徒歩圏の園だけでなく、通勤途中の園や職場近くの園もチェックします。

 

もちろん、今現在ある認可の保育園だけをチェックするのではありません。

 

保活では狙い目の新設の園や新規に認可がおりた園
ハード面は認可に及ばなくともソフト面が充実している可能性のある、もしくはちょっとお高いけれどもサービスのいい認可外(無認可)の園
幼稚園と保育園の機能を併せ持つ認定こども園
転園することも視野に3歳未満児のみの園。

3歳からは延長保育(長時間預かり)のある幼稚園

保育機能もあるインターナショナルスクール

家庭的な保育を受けられる保育ママ

 

いかがですか?
少し選択肢が広がってきませんか?
さあ、地図を広げて検討していきましょう。

 


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【認可園】過去の点数を聞く意外なメリットとは?

過去の点数は聞いた方がいい

 

過去の点数を聞くことで、おおよそ何点とれば保育所に入れそうかがわかるわけですが、これが全くもって「おおよそ」に過ぎないことは過去記事「過去の点数はアテにならない」「昨年の点数を15点上回っても落ちた3つの理由」でもご紹介しました。

 

しかし、過去の点数を聞かないより聞いておいた方がいいとは思います。

 

矛盾しているようですが、実は、過去の点数を聞くと、点数以外のことまで知れるメリットがあるからなんです!

そこで今回は、過去の点数を聞くことのメリットを2つお伝えします。

 

 

過去の点数を尋ねる2つのメリット


1.そもそも募集があったかどうかがわかる

過去の点数を聞いたとき、園によっては最低点数ではなく、「募集なし」や「最優先」、「二次募集」と言われることがあります。


募集なし」は、その年齢の園児は持ち上がりで定員になり、空きが一人も出なかったということを指します。
最優先」は、育休明けに再入所の場合や親が市内で働く保育士さんの場合など、点数に関係なく最優先で保育所に入れる方だけが通ったという意味です。
二次募集」は、一時募集で希望した人は全員入所の承諾が受けられ、さらに二次募集まで空きがあったということになります。

 

つまり、「募集なし」と「最優先」は入所が難しく、逆に「二次募集」であれば狙い目の園ということが考えられます。

 

「募集なし」や「最優先」の場合、どんなに高得点を叩き出しても入所できません。検討中の園にそもそも募集自体が出ない可能性があるということも、保活戦略を立てるうえで参考になるでしょう。

 

 

2.園による違いや傾向がわかる

 

実際に過去の点数を知ることで、共働きフルタイムでも入所困難な園の存在や、43点以上の高得点の園が駅近エリアに集中していること、意外と点数が高くなくても入所できる園があるにはありそうということがわかりました。

 

園によってどの程度差があるのか、それはエリアによる差なのかなど、大体の傾向がつかめてくるのは、保活をする上で参考になるでしょう。

 

というわけで、過去の点数はせっかく教えてもらえるのであれば、遠慮せず、検討中のすべての園について聞いておくことをおすすめします

 


ただし、繰り返しになりますが、過去の点数を越えれば入所確定というわけではありませんので、油断しないようにくれぐれもご注意くださいませ。
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【認可園】過去の点数を知る方法と注意点とは?

認可園の選考は指数(点数)で決まる

認可保育園の入所を左右するのは指数(点数)です。
指数は、基準点および調整指数による加点・減点で家庭ごとに合計点を出し、合計点の高い方から優先的に入所できます。
点数の付け方は自治体によって異なりますが、嘆願書などは加味せず、入所審査に公平を期すために点数制度が採用されています。

 

過去の点数を知る方法

さて、認可園の入所のためにそれほど重要な点数ですが、過去の点数を知ることはできるのでしょうか?

 

実は、過去の点数を知ることができるかどうかも、自治体によって異なります


点数で人気を測られても不都合ですからおそらくインターネット上には公開されていないでしょうし、まったく公表していない自治体もあるようです。
けれども、問い合わせれば教えてくれる自治体はあります

 

2016年度の時点で、千葉市は後者でした。
インターネット上や紙面では公開されていませんが、千葉市内の各区のこども家庭課に窓口または電話で問い合わせれば教えてもらうことができました。

 

千葉市で教えてもらえたのは、昨年度入所できた人の最低点です。(同点で落ちた人もいる可能性がありますがそこまではわかりません)
こちらが尋ねた園に限り教えてもらうことができました。


過去の点数を尋ねるときの注意点

過去の点数を尋ねるには、いくつかの注意点があります。

まず、子どもの年齢によって点数が違うため、問い合わせる際は子どもが満何歳で入所希望なのかを伝えます。


また、指数・調整指数の内容や配点については年度ごとに見直され変更となる可能性もありますので、合わせて確認するといいでしょう。

私が尋ねたときは、「今年度は変更の予定はありません」と教えてくれて、実際に変更はありませんでした。ただし、今後いつ何時変更があるか分かりませんからね。


最後に、点数はあくまで過去の点数であって、自分が入所する年度の点数は蓋を開けてみないと分からないということです。

私は、前年度の点数を上回って「うかったつもり」になり痛い目を見たので、皆さまはお気をつけくださいませ。

 


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【認可園】昨年の点数を15点上回っても落ちた3つの理由

なぜ昨年度27点の人が入所できた園に落ちたか?

前回の記事では、希望の園をたくさん書いたのに落ちた理由をお伝えしました。

 

しかし、たくさん書いても落ちたわけはわかったとして…


なぜ42点もあったのに前年度27点の人が入所できた園に入れなかったのでしょうか?

1点でも多い方がいいと言われる保活の世界で、前年度のボーダーラインを15点も上回っていたのだから、受かってもよさそうな気がしませんか?

 

そこで今回は、「前年度27点のA園に落ちた理由」を考察します。


昨年のボーダーラインを15点上回ったのに落ちた3つの理由


A園 
駅から徒歩20分強、園児数約100名の保育園
園庭やピアノなど設備が充実
ネイティブ講師を招いた英語の授業がある
長男が満3歳クラスでの入所を希望


1.募集枠が少なかった

いくらA園が定員約100名の比較的規模の大きい保育園だったとしても、保育園の限られた定員は持ち上がりの園児が大半を占めます。

そのため、そもそも募集枠はそれほど多くありません。
さらに、
各学年の人数は、入所を希望する人数との兼ね合いで年度によって調整します
と見学のとき園長先生がおっしゃっていました。
そのため、乳児クラスの定員を増やして幼児クラスの定員はその分少なくなった…という可能性も否定できません。

また、募集人数が年度によって異なるということは、承諾か不承諾かのボーダーラインも年度によって変動しやすかったと考えられます。


2.転園希望者がいた

見学の際、園長先生が「かなり大勢の方に見学にいらして頂いています」とおっしゃっていて、実際、私の行った見学日だけでも10人くらいのママが見に来ていました。
その中には、近隣の保育園に通っていて転園を希望する方もいました。

園庭があって園児数が比較的多く、幼稚園のような雰囲気の保育園だったので、転園希望の方も少なからずいたようです。
(ちなみに、周辺の幼稚園には、保育園並みの長時間預かり・長期休暇も預かりのある園はありませんでした。)

 

もちろん、
転園希望
=現在保育園に通っている
=点数が高い
ことになります。

そのため、点数が高い転園希望者が多いほど、点数の劣る私は入所しにくい状況にありました。


3.駅近の人気エリアだった

 

最初に、市の担当者から駅の近くは人気が集中すると聞き、
「A園やB園はどうですか?駅から距離がありますけど…」と尋ねたら、
駅徒歩20分圏内は人気です
と言われていたのでした。

 

それなのに…

私はそれを都合のいいように、
駅徒歩20分圏内はまあまあ人気<
駅徒歩10分圏内はかなり人気<
駅徒歩5分圏内は非常に人気
と勝手に解釈し、
「駅徒歩20分圏内は、人気だけど点数を稼げば手が届くエリア」だと思い込んでしまったのでした。

 

その思い込みこそ命取り。
結局は、最初に聞いていた通り、「駅徒歩20分圏内は人気」で、厳しい戦いだったわけです。


さて、このA園に受かったつもりでいたことは、私にとって最大の誤算でした。
A園も不承諾だったことが分かり、慌てて二次募集に向けた保活が始まったのでした。


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【認可園】たくさん希望を書いても落ちた3つの理由

欄外まで書きました!

「保育園に落ちた」と言うと、「あまりたくさん希望を書かなかったのでは?」と思われることもありますが、そんなことはありません。
10園以上書きました

 

認可保育園の申請書類を受け取る時、窓口の担当者に
第10希望までしか欄はありませんが、欄外でもいいのでできるだけたくさん書いてください
と言われた私は、その言葉通りきっちり欄外まで記載しました

 

自宅から徒歩圏内の園はほぼ全て書いたのです。

 

けれども、結果は不承諾

なぜでしょうか?
その理由を考察しました。

 


たくさん書いても落ちた3つの理由

 

1.点数が足りなかった

理由の一つは、もちろん点数不足です。


申請当時、家庭の都合で専業主婦であり「就職内定」の立場だった私は、「現職」の人と比べてマイナス5点。ましてやパートなので勤務時間でフルタイムの人にはかなわない。
兄弟同時入所でプラス3点、ベビーシッターでプラス1点、勤務時間を増やしてプラス2点と細かいポイントを稼いでも、届かない壁があったのです。


2.募集する園児数が少なかった

理由の二つ目は、希望した園の数の割りに募集する園児数が少なかったことが挙げられます。

希望した園は小規模園が多数を占め、そもそも定員自体が少なかったのです。当然、転勤やなどがない限りその少ない定員枠のほとんどを持ち上がりの園児が占めるため、園によってわずかに空きがあるかないかという状況。
少ない枠を争うとなれば、当然、厳しい戦いになってきます。


3.人気の集中するエリアだった

理由の3つ目は、エリアの特徴です。

 

私の希望したエリアはすべて、駅から徒歩20分圏内。しかも、周辺には比較的新しいマンションが林立し、道を歩けばすれ違う子連れの多いこと多いこと。少子化とは無縁のベビーブームが巻き起こっていました。

 

保育園に入れないということは、すなわち申請人数が募集人数を上回ったということ。このようなエリアの特徴から、ライバルが多かったことが予想できます。

 

実際、申請窓口の担当者からも
駅から近い園は人気が集中します
と言われていましたし、同じ区内でも駅からバスの距離の園は二次募集が出ていました。

記載した数は多くても、すべて激戦区内。我が家はあえなく敗退したのでした。

 


いかがでしたか?
以上のように、後々振り返ってみれば、たくさん書いても落ちる理由はあったわけです。
認可保育園の申請において、希望の園をたくさん書いたから数うち当たる…という保障はありませんので、お気をつけください。

 


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人気園に惑わされないで~優先順位は人それぞれ~

人気園に入れれば勝ち?

  

口コミの評価が高い園や過去に入所できた人の最低点数が高い園は、一見魅力的に見えますが、そのような「人気の園」に入ることが最終目標でしょうか?

それとも逆に、点数が足りないから「人気の園」は諦めなければならないのでしょうか?

 

答えは、NOです!

 

優先順位は人によって違うので、人気園だからといって自分たち家族にとってもベストな園とは限りません

 

また、人気は年によって、月齢によって、学年によって、変わっていくもの。
口コミや点数がすべてではありません。

 

人気のありなしを気にして、保活の本当の目的を見誤らないように、お気をつけください。

 


オーダーメイドの優先順位とは?

 

保活を経験して感じたのは、保活は人それぞれ-オーダーメイド-だということです。

それでは実際、どのように優先順位が人それぞれ違ってくるのでしょうか?

 

個別の優先事項とは、例えば…

・3才未満オンリーでもより駅近の園がいい
・兄弟同じ園を狙うため園児数の多い園がいい
・一時保育で慣れ親しんだ園がいい
・希望の保育内容(リトミック、どろんこ遊びなど)を実施している園がいい
・小学校の学区内の園がいい
・アットホームで家庭的な園がいい
・とにかく直感で雰囲気のよかった園がいい

 などです。

 

このように、家庭によって実に様々な希望が出てくることでしょう。

 

認可園の承諾の可否はあくまで点数順に決まるので、希望順位が高いかどうかは関係ありません。

 

ですから、口コミや点数から判断できる「人気園」に惑わされず、

自分たち家族にとって優先したい事項は何か?

それに合致する園はどこか?

を考えて希望順位を決めることをおすすめします。

 

そのためには、まず見学!これに尽きます。

 


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